プランマブロックとは ②構造編

設計・調達ご担当者様向けに役立つ基本情報を解説いたします(第2弾)。今回はプランマブロックの構造や付属品について詳しく説明いたします。

 

 ※基本編をご覧になってない方は、こちらも確認してみてください。

プランマブロックとは

 

プランマブロックの構造

 プランマブロックは、上下二つ割れとなった鋳鉄製の軸受箱です。上蓋と下部をボルトで締め付ける形で、両側にはオイルシール等設置のための溝が加工されています。上側に給脂用のグリスニップル、下部に排脂用のプラグを設け、内部はグリース等を給排できる仕組みとなります。底部にはぬすみがつけられており、脚部を取付用ボルトで締め付けて固定する構造です。大きさによってアイボルトが付与されます。(SNタイプはSN524ならびにSN620から吊環付与)

プランマブロック構造

上記はプランマブロックの構造図

 

プランマブロックSNの裏面

上記はプランマブロックの裏面

底ベタ型

 プランマブロック底部のぬすみを埋めた形式。SNシリーズ、SDシリーズで適用が可能な変更で、荷重耐性が20%アップします。取付穴も2つ穴と4つ穴を選択することが可能です。OKSプランマブロックでは、2つ穴の場合型番はBH。4つ穴の場合型番はBFとなります。例)SN522B、SN216BCH

SN底ベタ

写真:底ベタ型二つ穴タイプ(BH)

SN底ベタ裏面

  下の写真:底ベタ型二つ穴タイプ(BH)裏面

 

ガイドリング

 鋳鉄製のリングで、プランマブロックの標準的な部品です。SRと呼ばれ、軸受箱内部でベアリングが動かないように固定するため、隙間を埋めるよう設計されています。ベアリングの幅とプランマブロックの寸法で、対応する寸法が決められております。1本で隙間を埋める方法と、ベアリングの両側に1本ずつ計2本で固定する方法の2種類があります。海外向けの場合、2本で固定する方式を好む場合があります。

自由側・固定側

 ベアリングが動かないよう鋳鉄製のリングをプランマブロック内部に入れると隙間が無くなり、これを固定側と呼びます。対してベアリングの調心性を生かすために隙間を開けたままにするものを自由側と呼びます。 自由側と固定側選定の基礎知識

 一般的に設計時、1本の軸に2個以上のプランマブロックを取り付ける場合は、1個は固定軸受、他は自由軸受とすることが通説となっています。したがって、負荷運転による軸受温度及び周辺の温度差から影響を受ける線膨張又は収縮に対し、軸には無理が生じない構造となっています。

ガイドリング

プランマブロック用ガイドリング

 

軸端カバー(エンドカバー)

 鋳鉄製のプレートカバーで、プランマブロックの口径部溝に組み込めるように段がつけられています。片側口径部を塞ぐための付属品です。弊社では“N1“と呼び型番をつけています。

FM、エンドカバー、メクラフタ、メクラカバーとも呼ばれる

軸端

 シール溝に鋳鉄製プレートカバーを設置する形状のことを指します。シャフトがシール溝まで届かない場合や、シャフト部の回転が作業環境上危険である場合などに使用されています。プランマブロック内への粉塵の混入を防ぎます

プランマブロックの軸端カバープランマブロックの軸端カバ―裏

  写真:プランマブロックの軸端カバー(エンドカバー)

 

まとめ(今回のポイント)

上下二つ割れの鋳鉄製軸受箱がプランマブロックの基本構造

固定側のガイドリングは1本使いと2本使いの場合がある

軸端の場合は、軸端カバー(エンドカバー)をセットする

 

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設計・品質管理担当

プランマブロックの設計ならびに品質管理を担当しております。多くの方に役立つプランマブロック関連情報を、定期的に掲載して参ります。